自分の「正しさ」を主張するばかりでは出世できないワケ

稼ぐ男は“プライドよりも実を取りに行く”

仕事の中で渉外が増えてくると、話し合いの合間で、どちらが正しいのか間違っているのかとか、結構どうでもよくて、スルーしても良さそうな事がいっぱいあるのに気が付く。

スルーというか、そのまま相手の言い分をそのときだけでも鵜呑みにしたほうが、あとあと仕事は自分の思ったようにスムースに運びやすくなったりする。

昔ウエイターの仕事をしていたことのある人の話、聞いたオーダー通りに料理を持って行ったはずなのに、

「頼んだものと違う」って客が怒鳴ってきたことがある。

あきらかに客の勘違いで、注文時のオーダーはもちろんホール側とキッチンの伝票にも記録は残っている。

「いや~でも、お料理はご注文通りに…」なんて何分か客と押し問答www

そうこうしていると後ろから支配人が来て、

「大変失礼致しました。すぐに作り直してお持ちします」

という対応をとったそう。ビックリ!

支配人は顧客の満足、そして次もまた当店を利用してもらうリピート促進に最善を尽くしたのです。

相手の間違いを指摘したところで、得られるものは何もないどころか、顧客を失うことにもなりかねないことを知っていたから。

相手とどちらが本当に正しかったのか議論したところで意味がない。私だったら、本気で真上から鉄のたらいを落としたいwww

彼らはそんなことよりも、

「お店が愛されつづけ」「どうしたら、長くリピーターになってもらえるか」

という、ビジネス本来の目的にフォーカスした対応を、常に考えている本当の意味でのプロだったのです。

社会人として働いてきた過去数十年間、私自身、こうした対応が自然に出来る「プライドよりも実を取りに行く」稼ぐ男だなと感じた人物は、あっきり言ってあまりいません。

そのくらい行動に移すことがむずかしい事なのだと思う。

では、対人関係の場合は? 会社でのコミュニケーションはどうすればいいのか?

自分の「正しさ」を主張するばかりで周りに好かれない人の特徴

もちろんビジネスでは、こちらが圧倒的に不利になるとか、大きな損害を被る可能性があるなら、きちんと反論する必要がある。

確かに、ベンダー側との条件交渉といった場面では、隙を見せたら安く値切られてしまう可能性だってある。へりくだる必要は全くない。

だが、同じ社内で、上司や同僚にこれをやってしまうと、途端に自分の居場所が狭くなる。自分自身もあるし、同じような人も何人か見てきた。

中には「有能過ぎるあまり」、周りとの調和が上手くとれていなかっただけ…で、やめていった途端、スズメがタカになって羽ばたいた人もいる(笑)

だがそうでない場合、完全に元のさやに戻っても以前通りとは、はっきり言っていかないことの方が多い。。

調和が上手くとれていなかった…」そこが落ちて行く最大の理由。

なぜなら、自分たちは「正しい」し誰よりも「仕事がデキる」って思っているから、周りと同じ目線で仕事をすることが出来ない。というより、周りと一緒にすることなんて最初から考えていない。

今、昔の自分(こんな感じ)に会うことができたなら、目の前から水風船ぶん投げたい。。。

もちろん上司にも同じような対応になってしまう。少しでも「こうしたほうがいいよ」っていうアドバイスでもしようものなら、常に自分の方が上だと思っているから誰かに指示されること自体に腹立たしくて、機関銃のごとくまくしたてるように反論し言い訳をぶっかます。

こういうやつは妙なオーラが出てる、自称「俺はビジネスライクなデキる男」…
さようならwww

デキると思っているのは自分だけで、ホントは自信のない「小心者」がとる行動だ。そのあたりはこちらも参考に。

自信と過信、謙虚と卑屈 ビジネスマンに必要な人格とは

自信とかそんなものんは、他人から評価されてなんぼのもので、自分自らが採点するものではない。 自分でいくら自分を褒め称えようが、「他人の評価」がすべてなのは説明す…

反面、「おまえが言うな」っていう、目の前の作業でさえも「ロク」にこなせないヤツが、いつも上司に吠えてることもある。このまま出世なんてしないだろうなって思う。

こういうヤツこそどうでもいいだけど、自然にフェードアウトしていくのが末路だから関わる必要もない。自分の経験上、「コイツ落ちればいいのに」って思うような奴は、こちらが何かしなくても、勝手に落ちぶれていくので放っておけばいい。

そう、昔の自分みたいにwww(泣)

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