会社の利益増だけのWinーWinな関係を築くためにWin-loseの犠牲になった社畜たち

win-win・社畜
ちょうど、クライアントとの今後の話をするにあたって向こうから言われた

「WinーWinな関係」。

久しぶりに聞いた。

だれだったっけ?七つの習慣ていうビジネスの自己啓発本の中で紹介されて一躍広まったことば。

訳すと「双方にとって得がある良好な関係」という意味。

思い出した!アメリカの経営コンサルタント、スティーブン・リチャーズ・コヴィーだ!

この人のことはさておき、今いちどWinーWinの意味を確かめるべく、お昼ごはんを食べながらネットサーフィンしてるととても興味深い記事を見つけたのでここで紹介することにする。

WinーWinとはサービスを提供する側と、それを受ける側で使われることが圧倒的に多い。
サービス提供者からすると、サービスを提供するかわりにお金をいただくということ。

あたりまえといえばあたりまえの商売の図式な気がするけど、今日見つけた記事ではこの一見、WinーWinに見える”良好な関係”を支えているのはWin-loseと呼んでいる(記事書いた人が)、陰で土台を支えているんだということだった。

サービスを受ける側は、出来ることなら安く代価を収めたい…。

交渉時にどうしても「もっと安く」となってしまう。
そこで犠牲になっているのが、末端で働く社員たち、長時間労働に低賃金で働き、会社同士のWinーWinを支えていることで成り立っている。というのである。

会社のトップの私的な判断で安請負いしたり、結局、社員たちが尻拭いする羽目になることなんてウチの会社じゃ日常茶飯事!

それだけならまだしも無計画な事業展開に「俺たちは急に決まる派なんで、よろしく」みたいなことを平気で言ってくる上司。

子供染みてる・・・。

そんな無計画なその日暮らしの計画を、どうにか成功までこぎつけるのにどれだけ周りが助けているのかってところには着眼意識すらないからこんな発言になるわけで、そんなトップ陣営で固まっている会社にいる俺たちは、まともに高次元のモチベーションで従事できるはずがない。

WinーWinな関係とは先頭になった人物や会社の足りない部分を補足することでしか成り立っていない会社が多い。

それらを取り巻く環境すべてに関わる人たちの間で「WinーWinな関係」を築き上げなければ本当の意味で、相互に得する相乗効果はないと思う。

誰かを踏み台にしてでも、ムリやりにでも自分だけ成功したとしよう。
踏み台にされたそいつは潰れいなくなって自分だけ生き残っていると仮定する。

でもそんなこと続けて大きくなった会社は大きくなればなるほど敵が増えているに違いない。

以前に読んだ「成功する社長の品格」という読み物の中にも書いてあった。

そんなやり方繰り返していれば、どんなに成功をしていたとしても、いつか必ず訪れる会社の大きな危機…。

ここで「会社のために」助けてくれる社員たちや外部のブレーンがどれだけいるのかでその後が決まる。

そのままポシャるか?、壁を乗り越えもっと大きくなるか!?

自分たちだけの利益にしか興味のない経営者がいちばん恐れなければいけないのは、このような危機に立たされた時の後から来るしっぺ返しだろう。

自分の今だけ見てる人なのか。

自分を取り巻く社内全員の幸せを願いながら事をすすめるのか?

いろいろと自分の少ない部下のことも考えながら思いにふける日曜日出勤あたりまえの部署(今日も全員出社)からお届けでした(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。